お家映画②
イベント後から数日の9作。
続くー映画三昧ー。
前に単独で書いたものは題名のリンクに。
思ったより書いてたな。笑)
『独立愚連隊 西へ』監督:岡本喜八
イベントで入江監督オススメの1作。昔の”popeye”雑誌にて好きな映画に挙げてたのもあって、余程好きなんだなと先に借りて観た。
愉快な歌は監督が歌詞書いてた。ベタなリアクションも小気味よくあってケタケタ笑って楽しんじゃう。佐藤允さんが前に共演した真坂雅君にそっくりでビビる。
『スイス・アーミー・マン』監督:ダニエル・シャイナート
ダニエル・ラドグリフくんが、まさかの死体役。爆)死体なのにクレジット2番目ってどゆこと?って思ってたら、そういうこと。笑)ゾンビなのか一体なんだったのか。
ただ、男子(大人だけど)らしい軽くてくだらない下ネタが真剣に繋いでゆく様は
おかしみとジョークのギリギリライン、これまた絶妙。
伯周さんのご紹介の1作。
『潮風のいたずら』監督:ゲイリー・マーシャル
日本のバブル期ちょい前時代。アメリカの金持ちの流行りがクルージングだとすれば
バブリーな人たちは影響されたのかなぁなんて。ヒロインのゴールディ・ホーンの子犬のようなことよ!ビッチも貧乏も似合ってこなせる素晴らしさ。記憶喪失のロマンティック・ラブ。
ラストの”欲しいもの”の返答に悶絶して(脚本最高)エンドロールを迎えた。それ以前はなかなかに乱暴でびっくりしながら時代性に笑った。笑)
林さんご紹介の1作。ツタヤで発見。
『時をかける少女』監督:大林宣彦
”大林宣彦監督追悼特集”の際に僕モテで書いた名作。
知ってるようで知らなくて。独特の映像演出に画での表現のこだわりを感じたり
原田知世さんへや キャスト陣への愛情をとくと感じた。夢だけでなく現実も刺すシーンに胸がやられた。映画を通して、観客も関係者もみんなが楽しむ。
『鴛鴦歌合戦』監督:マキノ雅弘
戦前の和製オペレッタ!カラーで観たいぃぃと思わずにはいられない
可愛すぎる番傘の数々とお洒落すぎる着物は、現代女子にも刺さるでしょうよ!
楽しく愉快。正方形のスクリーンでは遠近に工夫とセンスが散らばり、手前の物の配置にキュン。周りのキャストも最高。本当、おバカで楽しい。
『セブン』監督:デビッド・フィンチャー
ブラピ×モーガン・フリーマンのバディもの。キリストにおける7つの大罪に基づいて起きる殺人事件。7つがわかってるものの、最後の2つに起きた悲劇に衝撃。雨のいやな質感、創られた図書館の光、張り付く美しさとイヤミスが完成度の高さを思わせる。DVDの特典に、キャスト、監督のみならず、スタッフ陣のコメンタリーがフルで入ってて見応え満点。
現役映画関係者は、その裏話に刺激を受けること間違いなし。”何かを圧倒的に信じる者”って、いつ観ても理解不能だし、ある種羨ましい。
『シェイプ・オブ・ウォーター』監督:ギレルモ・デル・ トロ
第90回アカデミー賞作品賞、他4受賞作。人魚姫を彷彿とさせる魚人と声の出ない女性の恋物語。似てると感じるとどうして惹かれ合うのでしょうね。あり得ない、そんな描写も、もはや物語となれば関係ない。美しい映像、徹底的に緑に包んだ絵本の中。だから、赤がなんて映えることか。美意識高い、大人のファンタジー。
『nico』監督:今泉力哉
映画.comに出てこない…?日本映画チャンネルにて。
”MOOSIC LAB2012”だったと後から知って納得。音楽が生まれてくるレコーディングシーン、真っ赤な壁に2人の横顔、「ごめんなさいよりも、ありがとう」が、好き。
個人的には宮部純子さん島田桃衣さん出ててテンション上がった。 柳英里紗ちゃんのシーンで、モロに入江監督のポスターあって思わず写真してしまった。笑)
並行をたどる混乱させ具合に妙に最後まで惹かれる。やっぱり、人の機微。
『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』監督:高橋渉
野原ひろしの声優を26年間務められた、藤原啓治さんが逝去されました。
まさに”今観るべき映画”。ひろしの声が沢山聞きたくてロボとーちゃんに。
ひろしとロボとーちゃん、同じ声なのに2人の存在がちゃんとある。冷静に考えたら
収録どんだけ大変なんだよ、と改めてベテランの力を知る。
キビキビとーちゃんからのお姉さんへのキュピーン的切り替えに爆笑した。笑)
小さい頃からいっぱい楽しませて頂きました。大好きな野原家のとーちゃん。
『アイアンマン』吹き替えも、素敵でした。
あまりに早い訃報に悲しみでいっぱいですが、藤原さんの声でクレヨンしんちゃんに出会えて、本当に良かったです。
心よりご冥福をお祈り致します。
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2020.04.23 21:03