『トータスの旅』

映画『トータスの旅』

監督 永山正史

出演 木村知貴/諏訪瑞樹/川瀬陽太/湯舟すぴか

2016年/81分/シネマスコープ/HD

観終えた後に監督さんとお話ししたかったなぁぁ。

共演はしたことがないけど、

湯船すぴかさんからお誘いがあった映画。


何年か前に、同じ団体に出演してたという事だけで

私が出演した公演に差し入れを下さった方。

名前を知ってるだけだったでしょうに、少しの繋がりを

覚えてて下さってて。

楽屋でどえらく感激したのを今でも覚えてる。



すぴかさんの、こんなにもガッツリ出演されてる作品は

観るの初めてだったかもしれない。

これもまた夏の季節。


ポスターに亀のシルエットがあるけど、

こんなにも亀が活躍してたなんて。笑)

名前に亀の字がある私としては勝手に凄い親近感。


映画の前に『私を知らないで』を観てたから

なんとなく、共通点が浮かんでた。



こちらは、

拭いきれない思い出がずっと残ってて。

でも最後には、思い出が絡まった亀と離れることで

少しだけ、思い出置いて身が軽くなっただろうお父ちゃん。


お父さんとして、

男として。

子供として、

息子として。


この2人の絶妙なやり取りがたまらない。


その間に割り込む、叔父と女。

最高の邪魔とスパイス。笑)


すぴかさん演じる女がいることで、

最後に残った男3人がなんてしょーもなく見えてくるんだ。

もはや愛おしい。


男同士の、このしょーもなさは、

女の私の過去にはないし、きっとこれからもない。

女同士でしょーもなく楽しいことは沢山あったけど、別物。笑)


無いからこそ、このくだらなさが羨ましくて。

現実、よくよく思えば本当ダメな日なんだろうけど

全裸になって大暴れしたって微笑ましく見えてくる不思議さよ。笑)



このロードムービーで心が軽くなりました。


「こんな楽しいことってあるかぁ??」


きっとあの子にとって、大人になっても忘れられない

夏の日になっただろうな。


だから夏なのが、やっぱりいいんだよ。推)

監督のセンス。



思い出って、どうしてこんなにも人間を縛るんだろう


と思って観てた。

忘れる以外どうにもならないけど、

どーにかこーにか、変な1日と人とによって、

同じ思い出でも、明日からは付き合い方が変わってゆける。

折り合いっていうんじゃなくて。

思い出との付き合い方。



上映終了後は、主演の木村知貴さんのミニライブ。

劇中で歌った中島らもさんの歌を。



しっかり、上裸で。笑笑笑)



そういえば中島らもさんの本が一瞬映ってたな。



夏の終わりにまた観たくなる。

すぴかさんとも、もっとお話ししたくなりました。


今は韓国の映画祭へ行ってるらしい。

日本での上映は、14日まで。

今日も21時からあるよ!

明日までかーー!





『トータスの旅』

新宿K`sシネマにて


【次回】

6月公演『初演版 -阿呆船-』作:寺山修司

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1コメント

  • 1000 / 1000

  • かんすけちゃん

    2017.07.14 22:11

    おはよう! 梨紗ちゃん、日本映画ってホント良いですよネ~ 前は結構外国映画ばかりを観てたんですが・・笑 最近は梨紗ちゃんのおかげで、観る物が変わりそうデス~