映画『カセットテープ・ダイアリーズ』

映画『カセットテープ・ダイアリーズ』

監督:グリンダ・チャーダ
出演:ビベイク・カルラ
クルビンダー・ギール/ミーナ・ガナトラ/
ネル・ウィリアムズ/アーロン・ファグラ/ディーン=チャールズ・チャップマン/ロブ・ブライドン/
ヘイリー・アトウェル/デビッド・ヘイマン/サリー・フィリップス

ケニアの女性監督!

『その手に触れるまで』が少年の厨二病だとしたら、健全な高校生厨二病真っ最中の
彼が主人公。笑)


UKロックのブルース・スプリングスティーンにどハマりしたジャベド。
日本だと、尾崎豊にハマって彼の歌う叫びと今の自分のうっぷんを共鳴させちまった感じ。
盗んだバイクで走り出したい、校舎の窓ガラスを割ってやりたい。
嵐の中でも、カセットテープレコーダーから聴こえる歌に酔いに酔いまくる。
そして背中も押してくれる。

私も思春期にそんなアーティストに出逢ってみたかったなぁ。
今はモンロー大好きっ子だけど、これが高校生だったら、、また違っただろうに。
私の青春はアニメと百恵ちゃんだったかな。

現実に、急に歌い出したり元気になったりブルース・スプリングスティーンを神のように推されてもドン引くと思うけど←
そこは舞台演出のような手法も使って彼視点のファンタジーに。
ブルース・スプリングスティーンを知っていたり、当時87年、88年に青春を送っていた年代なら懐かしさにも萌るだろうな。

カチャカチャと安っぽいヘッドホンにカセットテープレコーダー。
あぁ、アナログってなんてエモいんだ。
私もあと20年後くらいに、MDプレーヤーやiPodを使った年代映画を目撃してみたいぜ。


しかし自分の青春にハマってばかりでないのが、間も無く大学生の歳。
先のこと、何より、今の自分の周囲にちゃんと気付ける。
そのキッカケが、自分の創作物というのも、またイイ。

今まで自分が作り上げたものを更に伸ばしてくれた教師がいて。
大事な家族がいて。
抜け出したいファっキューだらけの街や現実でも、今の自分がいるのは、今の環境があってこそ。

アホだなぁと愛てると、ふいに、その成長にグッときてしまう。
差別・立場・友達・価値観、
大人になっても悩みの種として散らばっているけれど、気づいて次に進めた彼だから。

黒歴史であり最高の自分史。
いくつになっても、この経験は忘れられない、そんな過去を恥ずかしくも映画を通して掘り返されたり、ね。


音楽めっちゃかかるから、音響の良い映画館で観るのがオススメ。
80年代のファッションも目に楽しい〜。赤チェック〜〜。

『1917命をかけた伝令』に出演していたディーン=チャールズ・チャップマンの目と眉毛の芝居&当時のバンドファッションが推し。似合うし!


カセットテープでダイアリーは綴っていない。笑)
いや、そうっちゃそうなんだけど。
メモリーの方かなぁと個人的に思いつつ、しっくりこない。笑)
とはいえ、ブルース・スプリングスティーンの歌から付けた原題も…キャッチーさを考えたら難しい、よねぇ。


【次回】

6月公演『初演版 -阿呆船-』作:寺山修司

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1コメント

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  • かんすけちゃん

    2020.07.09 21:03

    おはよう! 梨紗ちゃん、カセットテープですか~!  懐かしいですネ~~  車中でガンガンにかけて、仕事のテンションを上げてたなぁ~笑  まだ、ナビが無くてラジオかカセットしか車には無かったから~~  映画でその時代時代を振り返るのも良いかもしれませんネ~~  今日も色々と頑張りましょう!