映画『蜜蜂と遠雷』
映画『蜜蜂と遠雷』
監督:石川慶
出演:松岡茉優/松坂桃李/森崎ウィン/鈴鹿央士/
臼田あさ美/ブルゾンちえみ/
福島リラ/眞島秀和/
片桐はいり/光石研/平田満/アンジェイ・ヒラ/
斉藤由貴/鹿賀丈史
原作未読、それでも何故か、とてつもなく惹かれてた。
恩田陸さん、中学生の頃にハマったなぁ。
じつは松坂桃李さんの吹き替え担当された方のピアノコンサートには行ったことがありまして。
それも映画繋がりだったんですが、より一層、興味が湧いたキッカケだったのかも。
恐らく、大筋で感じたのは
やはり文字という小説の方が、結末的にグっとやられることだと思います。
キーパーソンの描き方が、絶対映画のボリュームで収まっていないと思うから。
つまり、もっとあの子の事を知ってから迎えるラストシーンだと思うから。
でも映画には時間もある。
長く描けばいいってものでもない。
ただ、より視覚的に、驚きをもたらすことが出来る。
あの馬は原作にあったか分からないけど、きっと、綾が持つ“音楽”の象徴で、対するイメージなんだろうな、と。
雨と風間くんと、馬と綾。
音楽の話ではあったけど、対自分だったり周りの人との“関係性”の話だった。
また、音楽の世界が俳優の世界にもきっと置き換えられる感覚があって。
特殊で、芸術の世界。
音楽には音楽の世界を見ることが出来る高揚感と、知らない世界なのに何故か薄っすら共感するもの。
私から芝居を取ったら?
本当に好き??
色々、ふつふつと。
ピアノのシーンは素敵だったなぁぁ…。
それぞれのキャラクターに合わせたアングルやカットのテンポが、個性を持って。
一体どうやって撮ったんだ…。
また普段は聞きなれないクラシックも、カッコいい音楽ばかりで思わずのめり込む←
マサルが本選で演奏した曲、
超いい、し、予告編で使われていた曲には「ぁーーここのか…!」と…!
さすがのメインシーン。
衣装も素敵。
細やかなところに、さりげない主張が人物を更に引き立たせるし、本編で描かれないような内面の性格も表現されてるようで想像が増す。
魅力的な点と、それぞれのセクションの想像(創造)が込められている。
それが面白いんだなぁ。
片桐はいりさんのシーン好きだった。笑)
それこそナイスキャスティングだし。
斉藤由貴さんは『記憶にございません!』との振り幅に目が点。笑)
どっちも好き。
今は文庫本が出ているようなので、そちらで追ってみようかな。
本当はハードカバーが好きなんだけど。
今の私には文庫本が合ってるから。。
字面が素敵な題名の意味が、知りたくなるよ。
あの音たちを文字で聞くとしたら。
ときめきがまた増えてゆくぅ。
1コメント
2019.10.10 21:18