映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』

映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』(2019)

監督:小林聖太郎
出演:倍賞千恵子/藤竜也/
市川実日子/
佐藤流司/小林且弥/優希美青/濱田和馬/吉川友/
小市慢太郎/西田尚美/
星由里子


猫がいなくなったことから50年連れ添た夫婦の話にドラマが…
と、うっかりファニーな感じに捉えてて。
いやまったり日本ドラマな流れは決して間違ってなかったのだけど。
こんなにも、こんなにも色んな思い出が過ったりするとは思わなくて。
こんなにも、胸キュンするとは思わなかったのさ。。

家猫、だけど外にも出る猫。
それは私の祖母の家と同じだったし、生まれた時に既に家にいた猫と一緒。
映画の猫がキジトラだったら泣いてた…←
20なん年生きた化け猫だったけど(爆)、大好きだった猫
その猫を、適当にたっぷり可愛がるばぁちゃんち。
じいちゃんは、私が子供の頃に亡くなったし
とてつもなく優しい人だったから、映画の夫婦とは違うんだけど。
家は、祖母の家。
夫婦間は、両親。
そんなバランスで、私の中にうまく当てはまってしまってね。
父があそこまで亭主関白なわけじゃないけど(笑
母がいないと拗ねたり、なんとなくの力関係が、ね。

今やマジの母強し、そんな夫婦も家庭もある。
だから過剰な人は「こんな夫婦さいてい!」なんて反応するかも笑
なんて思ったり。
ということは、こんな力関係の夫婦を見ることが薄れてきてる世の中。
男は外、女はいえ、みたいな。
ここに共感出来る世代は、どこまでなんだろう。

または田舎の家しかり。
私には両親の実家があるものの、自分の実家というのがない。
小さい頃に育った家は、もうない。
都市開発とかでもうない。
自分の家に戻れることが羨ましくなったのは大学生ぐらいかな。
上京すら出来ない東京っ子のコンプレックス。
帰る家があるっていいなーと。
既に、そういう家がなく育った子がここにいる。
もっと増えてるかもしれない。
そう思ったら、すんごい大袈裟だけど、この映画が歴史を描いてるようにも思ったり。
それはきっと細やかな家の作りや衣装の絶妙なセンスの
映画細部のディティールが凄く作り込まれてるからなんだな。

散々「おいお父さん!」と描いた後の、
題名に繋がる“初恋”の終着点。
なんでだかこの“初恋”にずっと引っかかってて。
老夫婦の話でどういう展開で題名に??
と思ってたからね。
そういう事ぉぉぉぉぉ
と思くそ心で最高に叫びました。
たまらなすぎた。
また最後、お母さんの手に手を重ねたお父さんの、
カットがかかる直前の、一瞬だけの、親指の動きよ…!
愛でてるーーーーーーぅぅぅ。萌)
そうよね、少し触れたり撫でる時に、親指使うよね。
本当に終わる直前。
一瞬の、撫で。
最高に色っぽくて可愛くってちょっと若返った感じがあって。笑)
いくつになっても、アナタの1番でいたいわ。
どうにも、誰かの1番になれない私は最高に憧れてしまうのよ。。←

猫も可愛いし。
黒猫飼いたいし。
ただ1つだけツッコむとしたら…

雑木林の中に、あんなに綺麗なノラ猫はいません。笑)

綺麗すぎるでしょ。笑)
三毛猫とか動物事務所にいなかったのかしら。
もう少し汚い猫を最後抱き上げて欲しかったなぁ。笑)

想像以上の萌えでした。
映画の中の夫婦と同年代の方が多い中で観たんだけど、
笑いどころも全然違うし面白かった。
どう響いたんだろうか。
相手がいる方は、帰ってから何か変化がありそうな気もしたり。
生活に、ほんのちょっとだけキッカケになる影響。
そういうの、いいなぁ。

母に進めるのも、言ってみればちょっとためらうんだけど
でも観たあとの反応がとっても気になるこの頃です。
猫でるし、言ってみようかな。



【次回】

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1コメント

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  • 神田久好

    2019.05.29 21:11

    おはよう! 梨紗ちゃん、この映画も興味が無かったんですが・・笑  これも要チェックですネ!  来週の東京出張では是非観に行きますヨ~  情報アリガトウ!