アイムクレイジー
MOOSIC LAB(ムージックラボ)
音楽×映画
長編の『アイムクレイジー』では、
行定勲監督作品『つやのよる-ある愛に関わった、女たちの物語-』でお世話になった
工藤将亮さんが、初の長編映画監督を。
凄く、凄く、”映画”でした。
「音楽ありき」は同じでも「映画」の濃さがとても感じられて。。
助監督として、様々な作品に関わり、間近で映画に
関わってきた方だからこそ、その手腕や経験が存分に詰まってた。
それは人脈だったり、表現の仕方だったり。
工藤さんから産まれた感が、凄く伝わってきます。
あぁ、監督が作品を産み出すって、こういうことなのかと。
葛藤も苛立ちもあるけれど、
どこか切なくて優しくて。
全編通してのあのザラついた画面は
工藤将亮監督がジャジャンクー監督の中期の作品に敬愛を表しSONY Z1Jで
撮影することにこだわったことから始まったみたいです。
最後の方には、佑樹の思い出のようで
実は健吾の、何気ない1日の思い出のフィルターな気もしてきました。
あの1日はきっと、特別に映ったのかもしれないな、なんて。
なんでもないけどなんだか覚えてる日ってあるものね。
夏休みの1ページみたいな。
その感覚が、今の時期にピッタリでじんわり、きました。
音楽って、自分には難しい表現方法で特別感すら抱いてるのですが。
音楽も伝える、伝わるもの、
映画も伝わるものだと、
あぁ、自分が少なからずでも関わらせてもらえたことって
やっぱり素敵な表現、伝えられる素敵な手段だったんだなぁと
改めて『アイムクレイジー』を観て思いました。
これからの工藤監督の作品も気になります。
きっと心に抱いて放出したいことが沢山あるように感じたので。
『アイムクレイジー』のHプログラムは、
次回は8月24日(木)の21:10~レイトショー。
お仕事終わりに、帰る前に、立ち寄りやすいと思いますので是非。
料金も3本立てで当日1500円。
明日はきっといいことあるよ。
そうかな。そうだといいな。
本人も舞台挨拶でおっしゃっていたけど、
「大人げなくプロを集めて本気で作った笑」と。
大人げないくらいの力で撮られた最後の気球のシーンは、
目に焼きつくくらい本当素敵だったなぁ。
なかなか見られないです。
観られる回数も限られてます。
是非、映画館で。
・・・
MOOSIC LAB(ムージックラボ)
@新宿K'sシネマ
【H】
・『; the eternal /spring』児山拓大×芋生悠 as e-mou.
・『GREAT ROMANCE Ⅱ』川村清人&飯塚貴士×?
・『アイムクレイジー』
工藤将亮監督×古舘佑太郎
次回→24日21:10~
31日、9/6、8 21:10~
1コメント
2017.08.21 21:09