表慶館、を観れなかった代わりに
GW中、TVで迎賓館のことやってて。
ふと、そういった歴史的建物に足を運びたなったので、ノリで、上野行った。突然)
さすがGW中だけあって、駅周辺はなかなかに人混みーー。
まぁ、でも上野っていつもこんな感じか。
迎賓館赤坂離宮と同じく明治時代に、後の明治天皇(当時は皇太子)のご成婚を記念して造られたのが【表慶館】。
明治42年には閉館してしまった、日本で初めての本格的な美術館。
迎賓館と同じ宮廷建築家らしい。
昭和53年(1978)には重要文化財になったとか。
中の様子もネットで見れたからてっきり入れるものだと思って行ったら、
閉館中。
…そらそうか。重要文化財ですもんね…←
でも入場料払って敷地内に入ってしまったので、東京国立博物館の本館内にある、常備展を巡ってみた。
さぁ、ここから中を巡った順路を淡々と思い返してゆくよ。長)
まず建物が、、
ご立派。
でもどこか日本っぽくない雰囲気。
中に入ると、撮影にも使われていると噂の大階段がドーン。
一部では特別展示の催しがあったり。
ひとまずは1階の、普通に観られる所から。
小さいものから大きなものまで、仏像が並ぶ。
いつも思うけど、とても木造で掘ったものとは思えないんだなぁ。
黒ずんだ色のせいか、銅や鉄ものみたい。
刀と太刀を比べる展示で、2つの違いを初めて知ったかも。
太刀は腰にぶら下げ、騎馬戦で有利なようになっていて刃部分は下向き
刀はのちの室町時代から立ち戦闘で使うようになってから、すぐに抜いて切れるよう刃は上向きになっている。
こう知ると、殺陣の際に色々と合点がいくかもなぁと思ったり。
騎馬戦と時代劇でも、太刀と刀で違うだろうし。
伊能忠敬氏の地図があったり、外国へ派遣された日本人の写真も。
地図は今のどこか、と分かればもっと面白かったなぁ。“新宿”の文字には「おっ」と思ったけど、現現在の新宿かどうかは…。笑)
当時の日本人の背の小ささも、1人で写っているにも関わらず分かるもんで。
頭が大きいから、バランスによって小さいなーて判断できたのかも。
途中ですれ違った子供の団体は、アメリカンスクールの子供達かなぁ?
もうーね、
つまんなそうな顔。笑)笑った。笑)
日本人の子供も、行事で連れて行かれた時はつまんなかったもんだよ。笑)
大人になるとわりとワクワクして観ちゃうんだけどね。今)
一通り巡ってなかなかに疲れたんだけど(一生懸命見ちゃう)。
2階には能、歌舞伎の衣装があると看板に惹かれて、つい、上まで。単純)
期待したコーナーは、
なんっとも短くて。笑笑)
しかも根本的なものの展示だったから、初物すぎてピンとこなかったり。
ただ、お面は、隣にいたカップルが盛り上がるほどファニーだった。目玉)
能や歌舞伎が好きな彼氏さんだったみたいだけど。
彼女にあれもこれもそれも、出てくる出てくる自分の知りうる知識…!
す、すごいんだけど、もう少し小さな声だったらほっこりできたんだけど…。小声)
デートだし、ね、自分の得意分野だから、かな。
さりげなく一言添えるだけでカッコいいよ。←
そのあとの展示には、当時の絵本的な枚絵がズラリ。女性の着物やかんざし。
まさか昔のかんざしや櫛が、こんなにも可愛いだなんて驚愕…!
ふっつーーに、可愛かった…!!
また、たくさんの“根付け”にも驚き。
今でいう根付けって、キーホルダーみたいなものが紐でくくりつけられるイメージ。
でも当時は、ワンポイントのおしゃれとして使ってて。
コロリとした形の小さな置物みたいなものの後ろに穴が空いてて、そこに紐を通して腰などに付けてたみたい。
デザイン性も高くて、現代との違いを知ったり。
1枚絵や着物に多く描かれていたのは、”菖蒲“。
あちこちで見かけて。
こどもの日の絵にも、着物にも、女性が菖蒲酒をこさえている絵も。
それだけ身近なものだったんだなぁと新鮮だったなぁ。
これ見て「菖蒲湯に入るぞーー」と思ってたのに、すっかり忘れてた。爆)
姉妹で育ったもんで、菖蒲湯を知ったのも大人になってからだったねぇ。
うーん、入っておきたかった。
あ…!!
1番ツボだったの忘れてた!
何も説明すら書いてなかった、“竹取の翁“像。
ポツンとフロアの一箇所に展示してあったんだけど。
恐らく、竹を切ってかぐや姫が出てきた瞬間の翁のみの像。
その翁の顔、
「っえぇぇぇえええぇぇえぇっっっw」
めっっっちゃびっくりしてるし!
めっっっちゃ嬉しそうにも見えるし!!!
なんか…!なんか…!!
知ってる翁の顔じゃなくって、遥かに上をいってて。←
わたくし、しばらくウケてました。←←
本当最高の表情だったから、行った際には見つけてとくと堪能して下さい。笑)
1番だったよ。ツボ)
出たらすっかり日も暮れて。笑)
ライトアップしとるがな。
マジックアワーがめちゃくちゃ綺麗で、いいもの見たなー感を更に増してくれました。(さっきの表慶館は観終えたあとに撮ったから夕方)
日が暮れるのも、だいぶ遅くなったのね。
春から初夏が来ることも感じられて、なんだか思いがけずいい時間でした。
途中で「なんで歴史巡ってんだわたし」と我に帰ることもあったけど。素)
早く夏が来ないかなーぁ。
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2019.05.10 21:07