『制服』のすき間

この早さで、昨日は衣装合わせでした。

全体的に、舞台を含め、今回は抽象的な作りです。

私個人的には具象が好みですが、
この作品で劇場を思うと、抽象的な世界がしっくりきます。


台本内で起こる、とある事件。
この事件の時系列の整理は本読みの時にしたものの。

個人的なやり取りの隙間を埋める作業は、まだまだ出来そうで。

読み込むほど、書かれていない行動こそが、対人関係に響く気がする。


この脚本を読んでいると、

まぁー会話の1つ1つが、省かれている。

今時の脚本は、なんて細やかでご丁寧なんだろうと思えてくる。
でも実際、人との会話なんて実はそうなのかも。
いちいち説明なんてしないし、浮かんで相手に話す言葉なんて、色々飛び越えて出てくるし。
ツッコミとか、頷きとか、次への会話とか。

私たちの中で、しゃんと会話する脳みそを辿る面白さが見えてくる。



それにしたって、安部公房作品は
場所も季節も、指定されてる物は少ないイメージ。

なのにこれだけは、
『制服』は、場所も季節もト書きで書かれてる。
安部公房自身の体験、経験がこれを書かせたから故なのかもな。

朝鮮北部で、2月で、なければならなかったんだな。



台本の頭に書いた時系列がどんどん増えて行く。整理)


わかさま(若林正さん)から頂いた
お土産の萩の月を、皆んなで。
ご馳走様でしたーぁ。好)


あと17日。

是非、ご来場下さい。


さんらん公演
『制服』

作:安部公房/演出:尾崎太郎

日程: 11月22日(水)〜26日(日)
22日 19:00〜
23日 14:00〜/19:00〜
24日 14:00〜/19:00〜
25日 14:00〜/19:00〜
26日 13:00〜/18:00〜

会場: 阿佐ヶ谷ひつじ座(東京メトロ丸ノ内線南阿佐ケ谷駅/中央線阿佐ヶ谷駅)

上演時間は今の所80分ほどになりそうです。(前後する可能性あり。90分はいかないと思います)


さんらんの次回公演『制服』では、
クラウドファウンディングで皆様からのご支援を募っております。
どんなことやるのかな?と覗いてみるだけでもいいので、以下のURLからぜひ専用ページもご覧下さい。

【次回】

6月公演『初演版 -阿呆船-』作:寺山修司

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・映画『AI崩壊』

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梨の日

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1コメント

  • 1000 / 1000

  • かんすけちゃん

    2017.11.05 20:40

    おはよう! 梨紗ちゃん、どんな劇なのかがチョットだけ判ってきましたヨ~ 安部公房の世界を楽しみます~ 久しぶりに見る梨紗ちゃんの演技も楽しみ~~ 大変でしょうが、色々と頑張って下さい!